ベランダに置いているこの植物、3年前に友人から譲り受けたもの。
彼女が引っ越しのために、植木鉢を置くスペースがなくなったのだが、「土のなかに紛れ込んでいた種が発芽して、それが大きくなりすぎたの」彼女が図鑑で調べるとナツヅタ(蔦)じゃないかと言う。
このナツヅタ、冬になると落葉してつるだけなり、貧相な感じになってしまう。
春頃から新芽がでて、またたくまに葉っぱで覆われてしまう。
でも今年は普段の年と少し違った。
初夏の頃、薄緑の小さい房をつけたのだ。
その房が日差しが強くなるごとに、大きく青黒く膨らんでくる。
え〜っ、これって葡萄なのか?
半信半疑で一粒口に含んでみる。
「甘い…」。
彼女に電話で確かめると
「キャンベルという品種の葡萄が好きで、よく食べていたわ、
種は植木鉢に吐き出していたけど」
謎は解明された。
思いがけない贈り物。
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